Jul 17, 2009
手形割引の誘惑
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第93回全国高校野球選手権が6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、15日間の熱闘がスタートした。
今大会は東日本大震災からの復興を支援する大会と位置付け、「がんばろう!日本」がスローガン。3万8千人の観衆が見守る中、阪神大震災の復興地を代表し、神戸市の兵庫高校の山下将司主将が先導し、岩手、宮城、福島の野球部員6人が大会スローガンの横断幕を持って入場した。49代表が北から順に行進し、滋賀の八幡商、京都の龍谷大平安のナインも堂々と歩いた。
震災犠牲者への黙とうや優勝旗の返還などに続き、金沢(石川)の石田翔太主将が選手宣誓。東日本大震災に触れ、「全国の高校球児の思いを白球に込め、深い絆と勇気を日本中の仲間に届けられるよう全力でプレーすることを誓います」と力強く述べた。
開幕試合は、高崎健康福祉大高崎(群馬)が7―6で今治西(愛媛)を破った。
◇10月に発表
高校生の目線から土浦市の中心市街地活性化策などを提言しようと、同市内の3高校と筑波大は4日、グループ学習会(ワークショップ)をスタートさせた。今年3月に締結した同市と同大の包括連携協定に基づく事業で、提言をまちづくりの参考にし、高大連携で高校生の学習力を高める狙いがある。【福沢光一】
出席したのは県立土浦一高、同二高、同三高の計43人。筑波大は同プラン責任者の大沢義明教授(同大教育社会連携推進室長)ら教員8人の他、ティーチングアシスタント(TA)として同大学院生、同学類生計11人も参加した。
小場瀬令二教授(同市景観計画検討委委員長)が「土浦の景観を求めて」と題して講義し「放っておけば中心市街地は駐車場ばかりの『顔なし通り』と化すが、10年努力すればそれなりの景観はできる。諦めずに頑張ろう」と呼び掛けた。提言は10月9日の筑波大学園祭と12月10日の同市同大包括協定記念シンポジウムで発表予定。
8月6日朝刊
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◇重圧解かれたエース
昨夏からチームの主力投手として活躍している鵜沢弘充投手(3年)。「鵜沢頼みのチーム」と選手らは口をそろえ、菊地一郎監督も「くせがある投手で変化球は一級品」と評価する。左腕の内藤大貴投手(3年)との二枚看板でチームを引っ張ってきたエースだが、甲子園までの道のりは決して平たんではなかった。
昨秋の県大会では投げ方が悪く、肩を痛めてしまった。体のひねりを無くした投球フォームで臨んだ春の県大会準決勝の水戸葵陵戦。鵜沢投手の暴投による1点が響き、0−1で負けた。「自分がゼロに抑えれば勝てた」。失敗がエースとしての責任感、自覚を育てたが、同時に重圧となってのしかかった。
チームの調子が上がってきた6月ごろには、鵜沢投手は逆に調子を崩した。「俺が抑えてやる」。最後の夏を前にした力みがあった。茨城大会が開幕し、緊張感がさらに増した。初戦の水戸短大付戦では、3失点し五回途中で降板。しかしチームが八、九回に9点取り返して逆転。打撃陣に助けられる形となった。これまでにはないパターンだった。
「初めは緊張で硬くなっていたが、点を取ってくれることを信じて投げるとだんだん楽になっていった」。一人で背負い込んでいた責任を、仲間たちと分かち合った瞬間だった。
鵜沢投手は次戦から調子を上げた。3、4回戦を無失点に抑えると、「今大会一番の山場」(菊地監督)だった下妻二戦で9回を被安打4、自責点0。準決勝では常総学院を完封した。決勝では霞ケ浦に打ち込まれたが、今度は内藤投手が奮起。五回途中から被安打3の無失点に抑え、逆転サヨナラを呼び込んだ。「内藤がいなかったらここまでこられなかった」と鵜沢投手。内藤投手は「鵜沢は右腕のエース、自分は左腕としての役割を果たすだけ。左打者には打たれる気がしない」と自信たっぷりに語る。
3日、チームは甲子園練習に臨んだ。マウンドの感触を確かめ、「投げやすかった」と鵜沢投手は話した。11日に始まる藤代の初戦。茨城大会を通して新たに打線との一体感を得た投手陣の活躍に、期待がかかる。
◇ ◇
この企画は佐久間一輝が担当しました。
8月6日朝刊
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